HORMONE(JAPAN)

たまにモ◯マガジンなどで靴特集とかがあると名前が出ることのあるETOS CLUBと言うシューズメーカーがある。シューズメーカーと言うよりも木型職人である小松氏がオーダーで木型から作る靴工房的な色彩が強い。木型からのオーダーは2年先までいっぱいだそうだ。日本に残った数少ない職人技を継承し今に伝える日本人のための木型で作る靴だからそれもうなずける。しかもフルオーダーを手掛ける職人は、日本の靴職人の中でも“神”と言われる関氏。それなのにその良心的な値段は他では考えられない。フルオーダーで10万前後なのだから素晴らしい。でも、それでも!普段履くのに10万なんて出せません!もっと手頃に日常履く靴にその素晴らしい木型の物はないの?と言う声に答えて作られたのがこのHORMONE。「この値段ならあまりお金を掛けられない若い人にも本物の良さを知ってもらえる」と採算度外視で、作り・素材・木型にこだわりグッドイヤー製法で作っても2万円前後という靴好きがぎょっとする逸品です。毎シーズン別注ネタをリクエストしても、こちらの企画以上の出来で答えてくれるので、嬉しい限りです。本格靴をお手頃価格でカジュアルに履く。そんな楽しみ方をしてみませんか?
< color="#ffffff" size="-1">#0209 2FABLIC CENTER SEAM CHACKA BOOT (B.A.T Exclusive) (税込)¥27,090< color="#ffffff" size="-1"> SCOTCH GRAIN(手揉みの皺革)と、カーフを組み合わせたセンターシームのチャッカブーツ。某ブランドのデザートブーツを見るにつけ、なんかもっと格好良くならないのかなぁと思っていたので、企画してみました。標準的なチャッカブーツよりも深さを足してスタイリッシュにした元々の型に表情の違う2種類の革を同色で乗せ、コバを広く取りそこに360°のグッドイヤーのステッチをダブルでかけました。ソールは小松氏の考えるHORMONEのポジション=ちゃんとした木型・製法で作ったウォークオーバー的な位置付からか、不朽の名作ダーティーバックスを彷彿とさせるレンガ色のソールです。カジュアルながら洗練された仕上がりになっていると思います。< color="#ffffff" size="-1">#9531SP 2TONE WAXED CARF WING TIP SLIP ON(B.A.T Exclusive) (税込)¥31,500< color="#ffffff" size="-1"> 小松氏オリジナルの蝋引きカーフをコンビで使用しウェスタンブーツ風に仕上げたウィングチップのスリッポンです。スタイリッシュなシルエットと履き易さを考え、チゼルトウ(ノミで落としたように爪先に向かって細くなった爪先)にしてサイドゴアの部分にもレザーを配しています。更にウェスタンブーツっぽさを出すためにヒールを下に向かって細くするレディスでよく見られるスタイルを採用しています。グッドイヤーのコバステッチもヒールを小さく取るためにヒール部分にはかけていません。言ってみれば綺麗なヨーロッパ調の元型にウェスタンな味付けをした“マカロニウェスタン”的な別注です。ホワイト/ブラウンの方は昼間のシーンでブルーデニムやベージュのチノ等と合わせて爽やかに、逆にブラウン/ダークブラウンの方は堅い組合せに思えますが実際履くとかなりの色気が出るのでブラックデニムや濃い色のスラックスを合わせて、夜のシーンに映えるでしょう。もちろん、どちらも使われているのはベーシックな色なので、どんな物にも合わせやすいとは思いますが。< color="#ffffff" size="-1">#4220 2TONE KIP SHORT MONKEY(B.A.T Exclusive) (税込)¥26,250< color="#ffffff" size="-1"> 小松氏が独自で開発した雨の日や氷上でも滑りにくいACTIVE WALKING SOLE、しかもスニーカー等のように一枚ソールではなくヒール部分を分けてドレスシューズの落ち着いた雰囲気を出したタイプを採用し、ヒット作#0220のアッパーを乗せて、360°のグッドイヤーウェルトで仕上げたコンサバティブな大人のワークスタイルに対応できるようにした傑作。しかも3年の歳月をかけて完成させたオリジナルのキップを素材に使い、2トーンモデルで別注した。カーキ×ダークブラウン、ブラウン×バーガンディ共にメリハリが利きつつも合わせ易い配色で、#0209で使ったソールよりもかなり明るいレンガ色のソールとの相性もバッチリ。細身のカーゴやイージーパンツなんかで合わせると今時かも知れません。
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